MAZDA BONGO BRAWNY
ETC取り付け
トランポ最初の記事はETCの取り付け。アンテナ一体型ならポンと置いて電源繋いで完成ですが、、、
車載器選び。
車載器って、想像以上に多くのメーカーが出してるんですね。種類も多いし値段もピンキリ。見た目や音声、ナビとの連動機能なんかにそれぞれ特徴もあるけど、正直ETCゲート通るだけなら、どれも同じか…?
…と、某所で売れ筋ランキングなんかを眺めながら思ってました。ここで自分の求めるETC決定の条件を考えます。まず思いついたのは『ナビとの連動機能は不要』。ブローニィ唯一の1DINスペースは下の方の奥まった場所にあり、ナビ設置はキビシイ感じです。そういう訳でポータブルタイプにする予定なので、連動させなくても良いかな(というか、連動不可?)。そうなると、次は料金案内機能が気になってきます。車載器の音声って、本体出力だとどれもイマイチなんだよなぁ…なんて思ってると、こんなのが目にとまりました。
三菱重工 MOBE-450
アンテナ別体・表示部別体タイプ。
タクシーのメーターを小さくしたような表示部に、ETCレーンの位置案内や料金表示が出来るそうです。音声案内もOFFにできるみたいだし、なんか面白そうなのでちょっと高いけどこれに決定。購入は通信販売でセットアップ込み、購入補助制度の手続きもしてくれるという某店に注文しました。メールやFAX等で数回やり取りし、無事セットアップ済み車載器が届きました。
取り付け。
本体・アンテナ・表示部がバラバラだし、ナビとの連動もさせないので、取り付けの自由度は高いです。と言ってもアンテナだけは位置に決まりがあるので、ダッシュボード上のセンター付近に設置します。
とりあえずこの辺りに仮置き。
中央の、凹んで蓋になってる部分を開けて確認してみたところ、ダッシュボード固定用のボルトが居ました。滅多に外さないだろうし、ダッシュボード外す必要があるならどのみちETCも外すことになるだろうし、という事でこの上に貼り付けます。位置がちょっとガラス面に近いのと、ワイパーの金属部の影響が無いか心配です。
(完成後はとりあえず、共用レーンか吉野川のスマートICでテストしよう…)
本体はグローブボックス内に設置します。でも上面や側面に貼り付けるのは、何だかやっつけ仕事で嫌。しかしこのボックス自体、元々そんなにスペースが広い訳でもなく、さらに10cm程度奥で一段と狭くなってます。イビツな形状で設置場所は限られ、物も入れにくい。でも、ただ車検証を突っ込んでおくだけって言うのも勿体無いので、本体の設置スペース確保と容量の有効活用のため、ボックス内に棚を作ってみることにしました。
かなり適当な図(笑
グローブボックス自体きれいな四角形じゃないので、
上下の中央付近に棚板がくる事をイメージして採寸。
材料は、こういう工作用に買っておいたパイン材を使用、あくまで適当に作ります。図面を参考に切り出して、さらに同じ板から、高さ合わせ用の120×45(mm)の側板も2枚作っておきます。あとはこれらを木工用ボンドで貼り合わせて完成です。釘やビスは使いません。棚板が左右幅いっぱいなので、剥がれるような力は掛からないと思います。
側板を削って微調整。ボックスの角は丸くなっているので、角を削ってピッタリ入るようにします。
木工用ボンドだけで貼り合わせます。
クランプする時はちゃんとあて木を入れましょう。
柔らかいので、すぐヘコんで痕がつきます。
写真で当て木をしていない方は完成後見えない部分なので、見た目はあまり気にせず作業速度UPを優先したんですね。でもこの集成材、予想以上に柔らかくて…(汗
どんどん潰れていって、固定できてるのかどうかすら怪しかったので、とりあえず写真だけ撮ってから、急いであて木を探しに行く羽目に。
仮置きしてみて干渉箇所を削り、面取りして調整。
棚板は上から押されるだけなので、たぶん大丈夫…
駄目なら補強にダボか木ネジでも入れて対処予定。
木が白っぽいので、ボックス内にセットしたらかなりの違和感が…。よって、手持ちの黒色ラッカースプレーを使って塗ってみました。
柔らかい木材は加工が楽ですが、表面は荒れ気味。紙やすりである程度面を均したんですが、パテでも塗らなきゃ綺麗になりません、特に切断面のささくれが目立っちゃいました。塗装でキレイに仕上げるなら固い素材が良いと思います。
棚自体が小さくてちょっと隙間ができたのでガタつき防止のために、イスの足なんかに貼り付ける傷防止フェルトを左右に貼って調整しました。余り物でサイズが小さかったけど、見えない場所なので…
接着時や塗装後の乾燥待ち時間に、ETCやその他のケーブルを引き込むための穴をボックスにあけます。
電動ドリルと直径15mmの木工用ビットで大体の大きさの穴をあけ、テーパーリーマで18mm程度まで微調整&面取りします。
穴の位置は助手席から見て、ボックスの右上のところにしてみました。ETC本体もこちら寄りに付けます。
先ほどあけた穴に、電気工事でも使う『グロメット』というゴム栓を入れます。下穴径18mmのものを使いました。中央のゴム膜に十字に切れ目を入れ、ケーブル類を押し込めばOK。
すでに入ってるのがアンテナ線、今コネクタを押し込もうとしてるのが表示部からのコードです。丁度良いというか、ギリギリというか…差し込む順序を考えなきゃ厳しいですね。あとはACCとアース線が通る予定です。
もっと大きい穴が必要なら、ホームセンターの電気工事用品売り場にもうひと回り大きいグロメットも売ってます。もっともっと余裕が欲しければ、穴を2つ、3つ…と増やしていけば良いでしょう。まぁグローブボックスには限界がありますが(笑 また、穴が不用になったら新品のグロメットをはめておけば、とりあえず穴を塞ぐこともできます。このグロメット自体はボディ等に穴をあけて配線するとか、他にも色んな所で配線保護に役立ちますよ。
電気工事用として良く使うのは先にも書いたように大体2種類ですが、電子工作なんかをやってる人には「タカチのケース」で有名(?)なタカチ電機工業さんでは内径4.5〜34mmまで十数種類のラインナップがあるみたい。通信販売できるトコを探すかお近くの電子部品屋さんで聞いてみて下さい。ついでに書いておきますが、他にも穴の形を問わない『自在ブッシュ』といった製品も売ってます。
※電装等に自作配線を追加した場合、車の震動だけでも予想以上に深刻なダメージを受ける場合があります。車両火災の原因にもなりますので、容量・絶縁・アース・保護等にはくれぐれもご注意を。
ちょっと話がそれましたが、本題に戻ります。
加工したボックスと棚を取り付け、ETC本体を設置します。ACCとGND、アンテナの配線も忘れずに。
こんな感じに仕上がりました。
(でも、表示部配線がまだなんだよな…)
この形状だと奥の狭くなってる部分は棚板が無く、あまり奥まで物を入れると下段に落ちてしまいます(って、この型のブローニィ乗りじゃなきゃ判んないか…)。でも、奥の空間はケーブルを取り回すのにちょうど良かったりします。それに形状が単純で製作が簡単。台形の板1枚と長方形の板2枚切るだけで良いんですから。奥から落ちてしまうような小物を収納するなら、トレーや箱を置けば良いし。
既にずいぶん時間と手間を掛けちゃってますが、最後に表示部が残ってます…。とりあえず表示部を手に運転席に座り、「表示の確認とボタンの操作ができる、取り付け可能な場所」を探します。最初は右スピーカーのカバー固定ビスにステーを共締めして…と思ったけど、どうせなら助手席や後席から見える場所に付けたいと考え、センターコンソール付近で考えます。
…と、中途半端ですが現在ここまで(加工に手間取ってます)。表示だけなので、とりあえず走行に支障はありませんが、完成&テスト走行はもう少し先になりそうです。
(↑08/09/27)
前回更新から1年以上放置してますね、スミマセン。25で転職とか無茶したなぁ、俺…(遠い目
えー、さてETCですが、現在問題無く運用しております。表示部は当初ダッシュボード上に転がされてました(笑)が、最近ようやく諦めて、運転席右の隅っこに固定しました。
判り難いけど、この位置に。
両面テープで貼り付けただけですが。
既に何度か高速を行ったり来たりしましたが、アンテナ位置も表示部の操作性も問題無いです。ただやっぱり本体にカード入れるのはちょっと遠いかな?って感じ。
もうネタも無いので、これにて完結。
(↑09/11/28)