MAZDA BONGO BRAWNY
窓埋めパネル作製(荷室)
ウチのブローニィは純正スモーク仕様なんですが、荷室にバイクを積み込む際にレバー等をぶつけてしまい、あちこち傷をつけてしまいました。せっかく前オーナーが綺麗に使ってくれてたのに…。
そういう訳で、これ以上酷くする前に窓埋めパネルを付けてみようと考えました。中を覗かれることも無く、強い日光も遮り、バイクのハンドルで窓を突き破っちゃうことも防げます。まぁ利点ばかりではないけどね…。ブローニィなんてマイナー車種では、某トランポショップもアテにはできません(ワンオフとかで高価になりそうだし)。とりあえず入手性のよい材料を使って、自分で作ってみます。
検討
今回も手書きのメモから(笑
とりあえず何でも書いてみながら検討してます。
字が汚いので、読めない程度に縮小してあります(汗
クルマに乗ってれば判りますが、どんな窓でも案外ゆるく湾曲しているものです(新型HIACEは知りませんが)。ブローニィの荷室窓も、やっぱりゆるやかにカーブしています。この微妙なカーブに合わせて、窓に張り付くように塞いで欲しいので、材料は『プラダン』を使うことにしました。値段が安くて加工も簡単、ベニヤ板と同じサブロクの大きなサイズも売っているので、こういった工作には重宝します。
ただ、柔らかいプラダンだけでは少々不安です。そこで、さらに内側からベニヤ板をあてる事にします(…早速、妙に手が込んできたな(笑)。これで外側は窓にピッタリ、内側は平らで頑丈です。でもプラダンとベニヤに隙間ができる?なら断熱材をはさんで3層構造にすればいいじゃないか(おいおい…)。
とまぁ今回も手間を考えずに妄想全開でスタートしましたが、まずは必要最低限という事で、プラダンによる窓埋めのみ先に施工する事にしました。それでは、作製編へ…。
作製(プラダン編)
まずは窓の型を取ります。
前側は四角形の角をR45くらいに丸めた形だったので、割と簡単でした。でも後ろ側(というか全体の形として)は下辺の長い台形で、しかも、窓枠のゴムがゆるやかにカーブしてたりで、角度やRを調節するのに手間取りました。
…ちょっと光が漏れてるけど、後の工程もあるので
この辺で妥協。
大体必要な寸法がわかったので、ホームセンターへ買い出しに行きます。プラダンは、近所では大体どこのホームセンターでもサブロク(約900×1800、実際はちょっと大きい)で580〜600円程度のようです。
買ってきて早速半分に切断。
コンクリに直置きすると傷がついちゃうので、1畳サイズのカーペットを敷いてます。でもちょっと小さいな…
ブローニィの窓が、縦に約45.5cm!
買ってきたプラダンが92cmほどあったので、真っ二つで丁度のサイズ。無駄がありません(=余裕も無い)。
これに先ほど段ボールで取っておいた窓の型を当て、切り出していきます。やわらかいのでカッターやハサミでも簡単に切ることができます。
途中の写真がありませんが、このあと実際に窓にあてながら、微調整していきます。型を写した後、少し大きめに切っておけば「小さすぎてスキマがっ!」てな失敗が防げるので良いでしょう…でも微調整も大変なんだよね。
細かいことは言わない。完成。
光が漏れてるけどキニシナイ。
室内キタナイので一部モザイク処理w
しかし、予想以上の暗さだ…
とりあえず出来たけど、真っ黒すぎて気味が悪いので、一度外して室内へ持ち込みます。
すると、こんなのが用意してあって…
こんな風になって…
…スモーク越しの目立たなさに絶望 orz
よく見ると気が付く。
地味にトランポをアピール。
これは透明な窓なら良い方法かも知れない。
プラダンのしま模様が気にならないなら、
ぜひ試してみてね。
(でも透明だと、アラが目立つんだよな…)
以上でプラダン編は終了です。ここまで作ってみて気がついた点をいくつか書いておきます。
まず、デメリットから。ひとつは想像以上の室内の暗さ。リアハッチ開ければ光は入るんだけど、閉めちゃうとやっぱり暗いです。それから直接目視できない死角が増えました。ほとんどサイドミラーで補える範囲だけど、実視できないのが気になる人はダメなんじゃないかと思います。僕はそういうのは大丈夫ですが、死角が増えた事はちゃんと意識して乗ろうと思います。
つぎはメリット。窓の防御…に関しては、プラダンのみでは不安ですが、直接スモークフィルムを傷付けるよりは良いような、そうでもないような。でも、やっぱり外から見えないのは良いです。サイドカーテンとか無かったので、窓埋めで車中泊も安心です。これで遠征仕様に一歩前進かな。
あとはベニヤ板と断熱材で防御・遮熱も完璧、の予定なんだけど…。
作製(ベニヤ編)
プラダン編を終えて数日後、嵌め込んだだけのプラダンは、予想以上の熱により歪んでしまいました。直射日光恐るべし…やっぱり多重構造にした方が良さそうです。
いきなりですがベニヤ板整形完了、の図。
プラダン切ったときの型があればすぐ出来ますが、窓のフチゴムの形なんかを考えて、ひと回り小さめに作りました。
(…というか、用意したベニヤ板がプラダンよりひと回り小さくて、運良くいいサイズのが出来ただけです。)
細かいところはヤスリを片手に「ひたすら削っては確認」を繰り返して仕上げました。
このベニヤを窓に固定する訳ですが、結構重量があるのでしっかり固定しなきゃなりません。あまり穴あけたくなかったんですが、窓の保護棒用ボルト穴だけでは無理そうです。お手軽にドリルビスか着脱可能なターンナット、、、今回は色々面倒ですがターンナットを使ってみることにします。
(↑08/10/05)
年を越し、前回作業より4ヶ月が経過…(汗)。色々あって放置してましたが、今年こそはちゃんとトランポとして仕上げてやらなきゃなぁ。という訳で、ベニヤ編の作業再開です。
とりあえずホームセンターで、都合の良さげなステーを幾つか漁ってきました。
右2つが長め、左2つが短めです。さらに一番左は曲げ加工済み、、、要は現物合わせです。
上のステー4つだけでは心許ないし、板も若干反り返っちゃってるので、補強とか矯正とかの意味で金物追加。組立式スチールラックの部品です。
これを上・中・下の3点留めにして板の矯正をしつつ、窓の保護棒も併用して全体を押さえ込んで…
なんて文章で書いても、なかなか言いたい事が伝わらないんですよね。完成写真を見たら判りやすいと思いますので、とりあえず作業を続けます。
結構いっぱい穴開けちゃいました(笑)、裏から爪付きナットを打ち込み終わったところの図。ステー固定用にM6を6ヶ所、他に小物の固定ができるかなぁ、と思ってM4のを12ヶ所作ってみました。
爪付きナットの部分はベニヤ面より数ミリ高くなっちゃってるので、プラダン保護のために布ガムテープを貼っておきました。耐久性には疑問符がつくけど、どーせ見えないから良いや。
…プラダン層にはこれから、ベニヤとガラスの間で保護層として頑張ってもらう事にします。
ステーを仮組みした上で仮止め、の図。
割とキッチリしてて、グイっと嵌め込むと落ちません。
この後ステーを車体へ固定します…以前ターンナットとか言ってたけど、よく考えるとこのクルマ、妙に豪華な内装のせいで下穴をあけるのが非常に面倒臭い!それに一度内装を外すと、二度と戻せなくなりそうな気もするし…
で、結局諦めてドリルねじ買ってきちゃいました。電動ドライバでグリグリっと揉んでやると、スコッと穴が空いてググっとねじが入っていきます。10年落ちの中古だし、前オーナーも穴あけてるし、もう何でもアリ。
そんな感じでサクサク作業を進めてると、つい油断して1ヶ所やっちゃいました…電動ドライバで締め過ぎて、ねじが効かなくなっちゃった(汗)。もう取り返しがつかないし、径の大きいビスで誤魔化そうかと思ってたところで、ふと目に留まったのはターンナット…せっかくだし、使ってみる事にしましてですね。
結果はというとですね。「もう2度と使いたくない」でした(汗)。車体に12.5mmの下穴空けるのって結構大変だし、気分的にもあまり宜しくないです。余程の理由が無ければ、今後使う事はないだろう…と、残りのターンナットはビス箱の奥底に封印しておきました。
『今日の教訓(ドリルねじ):電動ドライバは穴があいたらストップ、最後は手締めで固定!』
電動でトルク設定間違うと、すぐバカ穴になります。ボディ鉄板薄いし。
(↑09/02/09)
さて、またしても長期間放置となりましたが、経過報告などを。
まずプラダンですが、やっぱり縮みました。正直言うと、車内の断熱にもあまり役に立ってない気が。見た目的な部分では、やっぱりスモークガラス越しでもベニヤはベニヤに見えちゃうので、プラダンの黒さがあると引き締まって見えるし、上に貼ったカッティングの文字やステッカーも地味に効いてます。
でもそれなら、ベニヤ自体に黒いシートを貼って同じようにすれば良い訳で、、、プラダン不要ですね(汗
今後についてちょっと検討中です。
(↑09/11/28)